鹿児島・錦江湾で「桜島納涼観光船」運航へ-新型船「サクラエンジェル」就航

花火と納涼観光船。水上花火を間近で見ることができる。

花火と納涼観光船。水上花火を間近で見ることができる。

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 鹿児島・錦江湾の夜を堪能できる「桜島納涼観光船」が7月16日から運航される。

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 運航ルートは、鹿児島港(鹿児島市本港新町)を出発後、桜島の南西沖にある神瀬(かんぜ、灯台のある小さな島)を時計回りに回り込んで鹿児島市鴨池沖を8の字を描くように北上し、桜島港(桜島横山町)付近へ向かい、その後、鹿児島港へ帰港する。予定時間は2時間。

 お盆の時期(8月13・14・15日)を除き毎日運航し、桜島港付近では毎夜水中花火50発を鑑賞できる。今年で34年目を迎える同観光船は、今年3月10日に就航したばかりのフェリー「スーパーエコシップ サクラエンジェル」を使う。従来のフェリーに比べ、二酸化炭素の排出量が10~20%少ないなど、エコな仕様が特徴の同船。「発進や着岸時に衝撃が少なく乗り心地もいい」と鹿児島市船舶部営業課の片平英明さん。

 船内では毎日、桜島への思いや魅力を錦江湾の中心で叫ぶ「大声コンテスト」や、遠藤保仁選手(ガンバ大阪)のサイン色紙などが当たる抽選会、スタンプラリーのほか、鹿児島の街のイルミネーションで答えが発表される「桜島○×クイズ」などを行う。

 1階は飲食広場で、クレープやコーヒーなどの出店車やキッズコーナーを設ける。2階は持ち込み自由の自由席で、敷かれた畳に座ってステージの出し物を鑑賞できる。平日はダンスショー、毎週土曜・日曜には桜島火の島太鼓や、宮井紀行さん・福井静さんらのライブなどを予定。3階にはうどん・そばを提供する「やぶ金」があり、椅子席185席とフリースペースを設ける。4階は洋上ビアガーデンで、溶岩焼きや鉄板焼きのコース(3,500円~、乗船券込4,300円~)を用意。300円追加で、「東日本応援メニュー」として仙台銘菓「ずんだ生クリーム大福」1個と宮城塩釜産「笹(ささ)かまぼこ」2個のセットも注文可能。

 「3月から毎日運航になった『よりみちクルーズ』も、近頃では1日100人を超える日も珍しくない。(こうしたイベントで)桜島がもっと盛り上がれば。イベントも毎日行うので、フェリーに乗ったことが無い方も、これを機会に利用いただければ」と片平さん。

 乗船=18時30分~、出港=19時、帰港=21時。当日乗船券は1,000円(小児500円)。前売り券は900円(小児450円)で、今月15日まで発売。

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