鹿児島で市民ライター養成講座「カクシゴトプロジェクト~言霊の作法」

プロジェクト準備協議中の「マチトビラ」スタッフ。

プロジェクト準備協議中の「マチトビラ」スタッフ。

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 情報を伝えるための「文章を書く」という仕事について学ぼうという、「カクシゴト(書く仕事)プロジェクト(仮称)~言霊(ことだま)の作法」の第1回「市民ライター養成講座」が9月30日、鹿児島市役所みなと大通り別館(鹿児島市易居町)で開かれる。主催は任意NPO「マチトビラ」(鹿児島市易居町、TEL 099-216-8115)。サクラ島大学が共催する。

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 同プロジェクトは、同NPO代表の末吉剛士さんが、メーンとして取り組んでいる「実践型インターンシップ事業」を運営していく中で、「地域に希望を生み出す仕掛けがしたい。そのためにまず地域にある魅力、資源、人、課題を収集・発信していくコミュニティーを作ろう」と考えたことから企画された。

 「鹿児島の地域課題を解決するさまざまな取り組みの広報のお手伝いができたらうれしい」と末吉さん。「ライターという立場に立つことで、自分の地域に対して当事者意識をもつ人を増やしたい」とも。「これだけのメディアツールが世の中にあふれ、リテラシーが必須とされる中で、情報は今や受け取るだけのものではなく、個人個人がそれぞれの立場や価値観に従い発信すべきもの。そのためにはどうしても『書く力=表現力』がなければならない」という考え方もあるという。

 そこで、「マスコミ、メディアの第一線で働いている方々を講師として招き、その手法を学び、氾濫する情報の中から伝えるべき話題をどう選び出し、どう判断し、どう伝えるべきなのかというテーマで話してもらうことにした」。末吉さんは「プロジェクトの名称が仮称となっているのは、受講生たちと共に、このプロジェクトの方向性を決めていくために、あえて仮称にしている」と話す。

 1回目の講師は、「鹿児島経済新聞」シニアディレクター、山下浩太郎さん。山下さんは、大手出版社の週刊誌記者、雑誌・書籍編集者、出版プロデューサーなどを経て現職。講座では山下さんが「情報として書くということ」というテーマで、これまでの経験を踏まえて「具体的で実践的な文章作法」を話した後、質疑応答。ワークショップ「僕らを取り巻く街ネタを洗い出そう」を予定する。

 開催時間は19時30分~21時。参加無料。

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