鹿児島で南九州最大の「スタンプショウ」-新幹線開業で「鉄道切手」特集も

約2000枚の貴重な切手が展示された会場と永吉支部長。

約2000枚の貴重な切手が展示された会場と永吉支部長。

  • 0

  •  

 コレクター相互の交流・親睦と情報交換を図り、切手収集の楽しみを多くの人に知ってもらうという「スタンプショウかごしま2011」が10月1日・2日、KKR鹿児島敬天閣(鹿児島市城山町)で開かれ、多くの愛好家らや市民が会場を訪れた。

[広告]

 日本郵趣協会鹿児島支部が主催する同イベント。南九州では唯一最大のもので、14回目となる今年は九州新幹線全線開業にちなみ、鉄道切手部会の協力を得て、「世界の鉄道遺産」「世界の高速鉄道」「日本の新幹線」などの企画展示ブースを開設。中には1800年代にアメリカで発行された1枚100万円以上もするという貴重な切手も見られた。全国切手展で金賞、銀賞を受賞した招待作品や九州の鉄道郵便局印も紹介されたほか、一般ブースでは「日本シリーズ切手(1981~1994)」、「第1次国立公園切手」など計約2000枚が展示された。

 支部長の永吉秀夫さんは「趣味の多様化に伴って切手収集を趣味とする人の数は年々減少している。こうした機会を通じて切手の世界を多くの人に知ってもらうと同時に、自分なりのストーリーを持ってコレクションを進める『切手の楽しみ方』などを紹介していきたい」と話す。

 会場内には、卓上にうずたかく積み上げられた使用済みの紙付き記念切手を持ち帰れる「無料つかみ取り」コーナーや切手収集用品の販売コーナーが設けられたほか、2日には「鑑定会」が行われるなど、期間中300人の来場者でにぎわった。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース