鹿児島の各地域の商店街グルメNo.1を決める「S-1グルメグランプリ」が2月18日・19日、「かごしま県民交流センター」(鹿児島市山下町)で開催される。
今年で2回目の開催となった同グランプリ。県内11の商店街が、それぞれ工夫を凝らした「商店街グルメ」を出品し、会場で食べた一般客の投票でグランプリが決まる。本大会に向け、昨年10月から今年の2月にかけて、出水市や奄美市など県内9市で計10回の地方大会が開かれ、計14万2,000人を動員した。大会当日は2日間で約3万人の人出を見込む。
「商店街としても手をこまねいていたわけではない」と話すのは宇宿商店街振興組合理事長の河井達志さん。しかし、次第に増えるシャッターに「これではいけない」と、「まち」で元気な人を探し、ネットワークを作ることから始めた。そこで提案したのが「食」と「商」のコラボ企画「S-1グルメグランプリ」だった。
「昔から商店街はコミュニティーの『核』だったはず。S-1の活動を通して、参加した者同士に交流が生まれる。交流が生まれると悩みなどを相談し合えるし、交流があると自然と人の流れもできるもの」と河井さん。「大切なのは持続可能な活動であること。それぞれが『まち』を愛し、個人ではなく『まち』を意識することで活性につながる」とも。
出品は次の通り。「きりしまんま」(霧島市)、「黒潮銃兵衛」(西之表市)、「出水柑チキン」(出水市)、「黒豚がおかず」(南九州市)、「黒豚バルク丼」(志布志市)、「黒豚ばら塩焼きそば」(鹿屋市)、「かつお船人めし」(枕崎市)、「温たまらん丼」(指宿市)、「たっこん飯」(鹿児島市)、「あまみ丼」(奄美市)、「手羽キング」(伊佐市)。以上、価格は300円~400円。
今大会のみのスポット参戦として、「豊栄いろどり天ぷら」(東市来町、100円~)、「浜串」(鹿児島市、200円~)も出品するほか、ゲストとしてB級ご当地グルメでまちおこしに取り組む2団体も参加する。「八戸せんべい汁」(青森県八戸市、300円)、「富士宮やきそば」(静岡県富士宮市、富士宮やきそば学会、400円)。
開催時間は両日とも10時~15時。食券は1,000円(100円チケット10枚つづり)で投票券1枚が付く(残ったチケットは入口「換金所」で換金できる)。食券は9時30分から販売。
結果発表は19日17時から、会場大ホールで行う。