主に鹿児島で活動するデザイナーやクラフト作家の作品を展示・販売する「ash Satsuma Design & Craft Fair(以下、アッシュ) 05」が11月23日、天文館を中心に県内各地のショップやカフェで始まった。
「鹿児島から人と人のつながり、モノや場所との出合いを全国に発信する」というコンセプトで、作家たちの紹介や発表の場でもある同イベント。規模は年々拡大しり、今年は県外からも作家が参加する。天文館、中央駅周辺、ドルフィンポート周辺、中山や下竜尾町、鹿屋市など35カ所の会場に約50人の作品が並ぶ。
石蔵に建築系、アパレルとキャンドル、飲食店に皮など、今年もさまざまなコラボが誕生しており「それぞれが持っている客層が違うほど、新しいマーケットへのアピールになる」と同イベント実行委員長の飯伏正一郎さん。「クラフト業界での知名度は上がってきているが、一般の方の知名度を上げたい。参加ショップや作家がもっと増えて、歩いたそこここで『アッシュ』が目に入るくらいに盛り上がれば、まちの経済効果にもつながるのでは。目標は松本のクラフトフェア」とも。
今月25日には、「ドルフィンポート」(本港新町)海側の広場で、ものづくりで活動する県内外の作家が一堂に集まり、マーケットやワークショップを開く「サンデーマーケット」(10時~16時)を開催。革製品の手入れ方法やコーヒー教室など、プロの持つ生活に役立つ知識を伝授する「グッドネイバーズカレッジサテライト授業」(全講座無料)も同時開催する。
同日夜には「GOOD NEIGHBORS」(住吉町)で、中原慎一郎さん(ランドスケーププロダクツ)、岡本仁さん(同)、坂口修一郎さん(同)、静岡に拠点を置き写真家として活動する荒木信吾さんによるサンデートークショーを開くほか、若手建築家として注目を浴びている谷尻誠さんをゲストに招きオープニングトークショーを予定する。参加料は2,500円(前売り2,000円、ワンドリンク付き)。
開催は12月2日まで。最終日には、「coffee innovate」(山下町)でクロージングパーティーを開く。アッシュに参加した作家やショップによるナイトマーケットやDJ、ライブなどでイベントを締めくくる。参加料は2,000円(ワンドリンク付き)。