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鹿児島の雑貨店がビンテージボタン販売-自室を期間限定ショップに

イギリス、フランス、チェコ… ヨーロッパ各国から集められたビンテージボタン。「更紗屋雑貨店」店主の自室を解放。

イギリス、フランス、チェコ… ヨーロッパ各国から集められたビンテージボタン。「更紗屋雑貨店」店主の自室を解放。

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 鹿児島・みなと大通り公園そばのレトロフト千歳ビル(鹿児島市名山町)の4階居住エリアの23号室で1月25日、オープンルーム「Sarasaya bis.」の営業が始まった。

瓶や木箱にさまざまなボタンがまとめられている

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 23号室は、海外で直接買い付けた雑貨を取り扱う「更紗屋雑貨店」(TEL 090-9482-6985)店主の松山芽衣子さんの自室。ビンテージボタンを中心に絵本やポストカード、切手、中には100年以上前のアンティークボタンも販売している。実店舗を持たない同店はイベントやフリマなどに出店しているが、自室を開放しての販売会は約1年ぶり。

 「海外につながる仕事がしたい」と漠然と考えていたのと同時に、アンティーク雑貨店を営む母の影響を受け古いものも好きだった松山さん。「ビンテージボタンに出合ったのは約10年前。母と2人でサンフランシスコに2週間滞在していた時、のみの市で缶に詰められたボタンに魅せられた。日本とは違う、かわいいボタンに目覚めた」という。

 以降、ほぼ毎年のように海外に長期滞在し、滞在日数はここ10年間で400日弱を数える。昨年も5~7月に海外に滞在し、イギリス、フランス、チェコ、ポーランドで買い付けた。松山さんは「素材や年代が(買い付けの)基準になるが、一番は食べられそうなこと(笑)」と話す。室内に置かれた瓶や木箱に、さまざまな色や形・素材・年代のボタンをまとめている。

 基本的に一点ものであるビンテージボタンは、1個数百円~数千円と金額はさまざま。「国によっても特色がある。貝や木などの天然素材から人工素材へ変化していくのは洋服文化が長い海外ならでは。工業の変遷がボタン一つに集約されているようで面白い。一つ一つに物語がある」と松山さん。「イベント出店と違ってゆったり選べる。おしゃべりをしながらでも、ゆっくり見ていってほしい」とも。

 営業時間は11時~18時。今月27日まで。

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