「ハーレーダビッドソン」1号機の生誕110周年と、日本上陸100周年を記念して全国各地で行われている「デモライドキャラバン」が6月1日・2日、霧島市役所特設会場で開催される。主催はハーレーダビッドソンジャパン(東京都港区)。
展示試乗会には、カスタム車から中古車まで約100台を並べる。中でも、1913年に日本に初めて輸入されたものと同型の1913年式「9-E(ナインイー)」は、世界中で現存する2台のうちの1台とり注目を集めている。「9-E」は、特別仕様のトラックの荷台にハーレーダビッドソンのヒストリーを紹介するパネルとともに展示する。そのほか、最新式のモデルから110周年記念のシリアルナンバー入り特別限定車なども。
会場では人気の6モデルに試乗できるほか、免許を持っていなくてもエンジン始動からギアチェンジまで、ハーレー独特の鼓動感を体感できる疑似走行体験「ジャンプスタート」や、ハリウッド映画をイメージしたスクリーンをバックに、ライダーに扮装(ふんそう)してハーレーと記念写真を撮影できる「なりきりフォトコーナー」などのプログラムも用意。
ツーリングスポットとしての鹿児島は、混む道路が少なく、道路の凍結が少ないため一年中走れる点から「恵まれている土地」と話すのは、「ハーレーダビッドソン鹿児島」店長の横井孝さん。ツーリングの中心地とも言われる阿蘇(熊本県)に出掛ける県民ライダーも多い中、「いつもの海岸沿いコースを、山間部の尾根を走るコースなどに変えるだけで新鮮。鹿児島にはたくさんいい道があるので、もっと開拓すると面白いのでは」と提案する。
当日は霧島市の特産品やお土産、ご当地グルメの飲食ブースに加え、霧島市観光課のブースが出展する。子どもが遊べるスペースも完備し、家族連れでも楽しめるようにする。
開催時間は両日とも10時~17時。入場無料。雨天決行。