大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」が鹿児島県内への出店100店舗突破したのを記念して7月2日、県内食材を使った新商品を発売した。
2011年3月に霧島市、曽於市に初出店したのを皮切りに、以降も積極的に出店を進め、今年6月末の時点で113店舗に拡大。2013年度末までに200店舗出店するという当初の目標に向け、全国的にも早いペースで店舗数を増やしているという。
新たに発売するのは、全国一のシェアを誇る鹿児島の黒毛和牛をキンコー醤油(しょうゆ)で甘めの味付けに仕上げた「鹿児島県産黒毛和牛の牛めし」、駅弁グランプリで毎回ランクインを果たすえびめしを、錦糸卵やシイタケ、グリーンピース、小松菜、ニンジンなどで彩り豊かに盛り付けた「鹿児島名物!えびめし」、日本有数の収穫高を誇る曽於産のユズ果汁を使った「曽於の柚子(ゆず)香る!柚子ゼリー&杏仁豆腐」、「曽於の柚子香る!さわやかブッセ」の4商品。曽於の柚子を使った2品は「暑い夏にさっぱりと食べられるよう仕上げた」という。
姶良市と立地協定を締結し建設が進んでいた加治木町の工場・配送センターも8月から稼働する。「さらに出店を広げやすくなるうえ、消費者に商品を届けやすくなる」とセブン-イレブン・ジャパン広報担当の清水克彦さん。「今後も地域に根差した店舗運営と、地域の食文化をアピールし消費者に喜んでもらえる商品開発に積極的に取り組んでいきたい」と話す。
価格は「鹿児島県産黒毛和牛の牛めし」=580円、「鹿児島名物!えびめし」=298円、「曽於の柚子香る!柚子ゼリー&杏仁豆腐」=198円、「曽於の柚子香る!さわやかブッセ」=100円。県内全店で扱う。