芋焼酎を製造販売する若潮酒造(鹿児島県志布志市)は、年末年始の季節限定ラベル「さつま黒若潮干支(えと)ラベル(午・うま)」の出荷を開始した。
「鹿児島でなじみの深い芋焼酎をお正月ならではの雰囲気で味わっていただきたい」と同社では毎年展開。今年は来年の干支「午」にちなみ、晴れやかなゴールドのラベルにたてがみをなびかせさっそうと駆け巡る馬のイラストが描かれた。
「さつま黒若潮」は昔ながらの黒麹仕込みの芋焼酎。鹿児島産のサツマイモ「コガネセンガン」を使用しており、朝早く収穫された原料の芋をその日のうちに常圧蒸留している。コクがあり香り豊かな風味が特徴でアルコール度数は25度。
生産数は1800ミリリットル=5,000本、900ミリリットル=1000本。全国に順次出荷しているが、数に限りがあるため、原則発注のあった店舗のみで展開する。
若潮酒造は1968(昭和43)年に5つの蔵元が協業して創業された歴史ある蔵元。特有の味・香りを醸し出すため、手作りの昔ながらの技法にこだわり抜いているという。黒若潮は本工場製。営業の小薄建治さんは「これまで飲んだことのない方にも年末年始のこの機会に黒若潮を味わっていただければ」と話す。