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雑貨店「what」がオリジナル「西郷どん」手ぬぐい発売-鹿児島の新しい土産を提案

オリジナル手ぬぐい「大西郷」で西郷どんに「変身」した宮路さん

オリジナル手ぬぐい「大西郷」で西郷どんに「変身」した宮路さん

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 山形屋(鹿児島市金生町)中4階の雑貨店「what」(TEL 099-227-6580)が5月1日、鹿児島土産として開発したオリジナル手ぬぐいの販売を始めた。

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 九州新幹線全線開通を控えた昨年から、鹿児島の新しい土産の企画を始め、過去23年間手ぬぐいを取り扱ってきた経験を踏まえ、オリジナル手ぬぐいの開発を決めた。デザインコンセプトは「鹿児島らしいもの」「女性がかわいいと思えるもの」。店長の宮路裕一郎さんが大まかなデザインをまとめ、同店女性スタッフの声も取り入れ試行錯誤を重ねながら、西郷隆盛をキャラクター化したデザインの「西郷どん並び」「大西郷」ができあがった。

 「西郷どん並び」は西郷隆盛の顔をキャラクター化し並べたデザインで、ワンポイントで入った愛犬ツンと向かい合っている西郷どんが笑顔になっている。「大西郷」は観光地によくある「顔抜き看板」をイメージして、手ぬぐい全面を西郷隆盛が着用していた浴衣のデザインにした。帯の部分をわざとたわませるなど、随所に遊びのデザインを取り入れた。手ぬぐいは「注染」と呼ばれる昔ながらの手法を採用。プリントでは出せない手仕事ならではの風合いを大事にした。

 宮路さんは「手ぬぐいは吸水性もよく、速乾性もあるので、ハンカチ代わりに汗を拭くなど普段使いしてほしい」と話す。また、鹿児島は温泉が多いことから、1枚目で体全体を拭き、2枚で仕上げの乾拭き、3枚目で湯あがりの一杯を飲みながら汗を拭く「3枚の手ぬぐい」という愉しみ方を提案している。

 オリジナル手ぬぐいは、鹿児島の有志が立ち上げた震災復興支援プロジェクト「FROM KAGOSHIMA PROJECT」とのコラボ企画にもなっている。手ぬぐいの売り上げの一部は被災地への寄付に充てる。「鹿児島の思い出とともに被災地のことも思いやっていただければ」と宮路さん。

 焼酎の一升瓶の形状にして包んだ焼酎手ぬぐい「しょつのんころ」「山芋ほい」「よくろんぼ」も同時発売。価格は「西郷どん並び」「大西郷」は1,050円、焼酎手ぬぐい3種は1,365円。

 営業時間は10時~20時。

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