鹿児島に拠点を置き、テントを持参し日本各地で野外公演を行う「劇団どくんご」が11月21日~23日、甲突川左岸「ライオンズ広場」(鹿児島市西千石町)で公演第28番「OUF!(ウフ!)」の今年最後の公演を行う。
昨年の「君の名は」に続く新作はSFタッチ。「テント外の風景や観客までも巻き込んで劇の一場面として演じていく様子や、同作品でデビューを果たす唯一の鹿児島出身メンバーも見どころ」と鹿児島どくんご上演実行委員会の船倉弘恵さんは話す。「かごしまどくんご共和国」のメンバーも演奏で飛び入りするなど、にぎやかなステージが予想されるという。
今年も同劇団の拠点である出水市を皮切りに、4月から全国37会場で70公演を行ってきた。各会場で盛り上がりを見せ、東京・大阪・福岡・熊本・宮崎などでは満席で立ち見も出るほどだったという。「鹿児島千秋楽は、例年全国からファンが詰め掛けるなど満員必至。予約はお早めに」と船倉さん。
毎年新しい演目を引っ提げた全国ツアーを行ってきた同劇団だが、2015年は制作に専念するため活動休止することを発表している。「テントで劇を鑑賞する機会はめったにないのでは。お子さまから大人の方まで、気軽にお越しいただければ」と呼び掛ける。
18時30分開場、19時開演。チケットは前売り2,500円、当日2,800円(大学生=2,000円、中高校生=1,300円、小学生=500円)。山形屋、十字屋クロス、劇団少年記(TEL 090-9723-6807)、ホームページなどで取り扱う。