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鹿児島・平川動物公園の新入りコアラ、順調に成長中

森博幸鹿児島市長とアル・ムッチさんに抱かれるブランディ

森博幸鹿児島市長とアル・ムッチさんに抱かれるブランディ

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 平川動物公園(鹿児島市平川町、TEL 099-261-2326)に10月、29年ぶりに新しいコアラが来園した。1カ月がたち、3頭はよく食べて順調な成長を見せているという。

とにかく元気いっぱいのブンダ

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 1984(昭和59)年に国内初となるコアラ「ネムネム」と「ハヤト」がやって来てから、今年の10月で30年目を迎えた。以来、九州でコアラを見ることができるのは同園だけということもあり、園の人気者として市民をはじめ来園者から親しまれてきた。

 今回、オーストラリアの飼育施設「ドリームワールド」からやってきたのは、元気いっぱいのブンダ(雄・4歳)、マイペースで愛嬌(あいきょう)たっぷりのフランク(雄・4歳)、甘えん坊で抱っこされるのが大好きなブランディ(雌・2歳)の3頭。

 10月25日に行われた「コアラ来園歓迎セレモニー」には、「ドリームワールド」動物部門責任者のアル・ムッチさんを含む約300人が出席。ユーカリの植樹や、保育園児による歓迎の歌の披露、小中学生で構成するジャズバンド「リトルチェリーズ」の演奏などで祝った。

 森博幸鹿児島市長は「コアラといえば平川動物園と全国の方々に思っていただけるように、全力で当園の魅力にさらに磨きをかけてまいりたい」とコメント。アルさんも「良い施設に来ることができて幸せ。長生きして子供たちを増やしてくれるよう祈っている」と喜んだ。「鹿児島市との協力体制もずっと続けていきたい」とも。

 3頭の仲間入りにより、同園のコアラ飼育数は9月に同園歴代コアラの長寿記録を更新した雌のココ(15歳4ケ月)を含む雌6頭、雄4頭の計10頭で、日本一となった。同園係長の山本信洋さんは「11月20日には世界のツルゾーンがリニューアルオープンし、30日にはレッサーパンダの子どもの命名式もある。カバの龍馬くんへの温泉シャワーや、足湯に漬かりながらのゾウの観覧など、見どころ満載の当園へぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 コアラ来園を記念して現在、小学生以下の来園者には平川動物公園・かごしま水族館オリジナルパッケージの「コアラのマーチ」ミニパックを進呈している。11月24日まで。

 開園時間は9時~17時。入園料は500円(小・中学生は100円)。

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