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下堂園、ワインボトルの高級茶を発売-2015年ミラノ万博に出品も

下堂園が発売した「ボトリング吟穣茶」

下堂園が発売した「ボトリング吟穣茶」

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 創業60年の下堂園(鹿児島市卸本町、TEL 099-268-7281)が12月5日、「ボトリング吟穣茶」を発売した。

様々な料理と合わせて…

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 11月1日に行われた「第2回地場もん国民大賞」で銅賞を獲得し、2015年5月のミラノ万博で世界中に紹介される予定の同商品。ANA国際線ファーストクラスでの提供が決まっているほか、今後は高級レストランやホテルへの展開を視野に入れ、「お茶もワインのように、産地や品種、茶種で楽しんでもらえる市場」作りに取り組むという。

 ワインボトルに詰め「高級感」を演出した吟穣茶は、ワイングラスに注いで、お茶の色を楽しみながら食事と一緒に味わうスタイルを提案する。用意したのは「緑茶」「ほうじ茶」「紅茶」の3種類。地元の契約農家や自社農園「ビオ・ファーム」で栽培した茶葉を、県内各地から取り寄せた天然水・温泉水を使い、水出しによるうま味を壊さない抽出法で凝縮した。

 「ゆたかみどり」と吹上の水「HOUMEI」を使った「深蒸し茶カワナベグリーン」は和食や和菓子などと、「やまとみどり」と垂水の水「櫻岳」を使った「ほうじ茶タルミズブラウン」は味がしっかりした天ぷら・トンカツや多国籍料理と、屋久島の「やぶきた」と「縄文水」を使った「べに茶ヤクシマレッド」は、洋菓子やフルーツ・パンなどと合うという。

 「本当においしく入れたお茶を届けたい」との思いから開発に至ったと話す同事業部サブマネージャーの鳥越裕也さん。ホームページでは、下堂薗茶舗(中央町、TEL 099-822-5100)が考える、吟穣茶と一緒に楽しむ料理を提案。「鹿児島の作り手・飲み手とのつながりを何よりも大切にし、この吟穣茶が生まれた。時代に合ったお茶の楽しみ方を提案したい」とも。

 内容量は750ミリリットル。価格は5,000円(税別)。贈答用にギフトボックスも用意。下堂薗茶舗ほか、オンラインショップで販売する。

※初掲時、記事の内容に一部誤りがありました。お詫びして、訂正いたします。

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