鹿児島市電・騎射場電停前に4月6日、天文館で創業27年の老舗ラーメン店「天文館ねぎらあめん」が姉妹店「ひげ坊主」(鹿児島市荒田2、TEL 099-255-3037)をオープンした。
約100平方メートルの店内にはカウンター9席、テーブル席22席を設ける。店名は、20数年変わっていないという店主・二ノ宮昌治さんの風貌から付けた。3年前に出店した大阪店も人気を集める中、本家「ねぎらあめん」でも名物の「黒豚ねぎ餃子」などの営業で全国を巡っていた二ノ宮さんが、「今一度、原点であるラーメンに戻ろう」と出店を決めたという。
豚骨と、鹿児島や長崎の飛魚(あご)のだしを合わせたコクのあるスープと、自家製の豚肩ロースチャーシューが特徴の「黒豚飛魚らあめん」(750円)が売り。国産小麦100%の中太ちぢれ麺がスープとよく絡む。程よい酸味やピリッとした辛みも利かせた。ゴマ油で炒めたキクラゲやネギ、のりが載る。
ほか、「しょうゆ豚骨らあめん」(650円)、「みそとんこつらあめん」(700円)、つけ麺など。トッピングは半熟味玉(100円)、白髪ネギ(150円)など。全国の物産展などでも人気を集める点心メニューはタレなしでも味がしっかりと付いた「黒豚ジャンボ餃子」(3個250円)、「黒豚もち肌豚子さん」(6個)、「黒豚ねぎみそ豚次郎」(5個、以上380円)など。ランチタイムには、ラーメンに150円増しでギョーザ2個と白ご飯を付ける。アルコールもそろえ、15時からは「おつまみセット」(500円)も。
二ノ宮さんは「地元ではまだあまりなじみがないラーメンかもしれないが、一度訪れた方はリピーターになってくださる。これからもっと黒豚飛魚を定着させ、店舗数ももっと増やしていければ」と意気込む。
営業時間は11時~22時(ランチは平日14時まで)。