サンエール鹿児島（鹿児島市荒田1）で8月2日、傷痕などを化粧で目立たなくする「メディカルメーク」の説明会＆個別相談会が行われる。

メディカルメーク施術前後の様子

　傷痕やアザ、タトゥーなどで悩んでいる人やその家族、医療や福祉、美容の現場で働いている人を対象に開く同会。メディカルメークや、化粧で心のケアを行うセラピーメーク（化粧療法）などに取り組む「氣粧院（けしょういん）」（TEL 090-9498-2300）の原口裕未さんが主催する。

　メークセラピストとして15年以上活動する原口さんはもともと、美容アドバイザーとして働いていたが、「見た目の不安に対するケアの観点からも皮膚病の治療を行いたい」と皮膚科医から問合せがあったことをきっかけに、メディカルメークを始めたという。

　専用のファンデーションで肌色を均一に整えるメディカルメークは「真っ黒な色でも隠すことができ、耐性にも優れている」と原口さん。「使う色や塗布方法が定まれば、少しの練習で、自分で塗布できるようになる」とも。「施術前はたいていどなたも不安そうで鏡も見たがらないが、メークが終わるころには皆さま笑顔になっていて、その後のメンタルや行動にも、大きな変化が起きている」と話す。

　「化粧品の宣伝や販売はない。ただとにかく、メディカルメークのことをたくさんの人に知ってほしい。メーク活動歴30年の経験と、50年ほど生きてきた人生体験を基に貢献できれば」と笑顔を見せる。

　開催時間は、説明会＝10時30分～12時、個別相談会＝13時～17時。説明会は参加費1,500円（高校生以下と、当事者に付き添う家族や友人は2人まで無料）。申し込みは電話かホームページで受け付ける。