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高級おつまみ「宇宙うなぎ」、天文館で誕生 老舗うなぎ店が2年かけ開発

かめばかむほどうま味が出てくる「宇宙うなぎ」

かめばかむほどうま味が出てくる「宇宙うなぎ」

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 天文館宇宙ビル(鹿児島市東千石町、TEL 099-222-8778)は10月31日、創業80年の「うなぎの末よし」のかば焼きを使った高級おつまみ「宇宙うなぎ」を発売した。

「宇宙うなぎ」を開発した「うなぎの末よし」会長

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 大隅産のウナギを秘伝のたれで焼き上げたかば焼きを、1年以上日持ちさせることに成功した「宇宙うなぎ」。ウナギの栄養やジューシーさ、味や香りはそのままに水分を抜き、開発に2年をかけて完成した。宇宙食としてJAXAの認可を取得し、特許庁商標登録も完了。「店で待たなくても手軽に食べられるウナギを楽しんでほしい」と同店会長の奥山博哉さんは話す。

 鹿児島は全国で唯一ロケット発射場がある宇宙県であり、天文館は日本で最初の天文台が作られたことからその名が付くなど、歴史的にも宇宙との縁は深い。同商品は、大人が楽しめる宇宙スポットを作ろうと、奥山さんが2年前にオープンした宇宙情報館(現在は閉館)のオリジナル商品として開発が始まったという。

 「ウナギは、約1300年の歴史を持つ日本の伝統食」と説明する奥山さん。「宇宙うなぎ」の名前は、「ウナギの食文化がこれから果てしなく続く宇宙時代へと発展していくこと」への期待を込めて付けた。「鹿児島土産や高級おつまみとして、ビール片手につまんで」と呼び掛ける。「JAXAの認可も受けたが、宇宙ステーションに持ち込むにはウナギの安定供給が課題となるため、実現はまだ先」とも。

 価格は1箱(13グラム×3袋)1,000円(税別)。鹿児島ブランドショップ(名山町)、山形屋(金生町)地下1階ふるさとコーナーで販売する。

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