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鹿児島で魚市場ツアーが人気 ホテル・旅館ら主催、11月に今年ラスト開催へ

500人を超える人々が働く魚市場

500人を超える人々が働く魚市場

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 鹿児島市中央卸売市場魚類市場(鹿児島市城南町)で11月28日、今年最後の「魚市場体感ツアー」が行われる。主催は鹿児島県ホテル旅館組合青年部。

職人が手際よくマグロを解体する様子に興味津々

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 「魚市場で働く人々と触れ合いながら鹿児島の新しい魅力を知ってほしい」と、天文館かいわいのホテル・旅館業者らが、九州新幹線が全線開通した2011年に始めた同ツアー。総参加人数は800人以上。来年から市場の建て替え工事が始まるため、11月28日がツアー休止前最後の開催となる。

 ツアーは毎週土曜の朝7時にスタート。市場や仲卸の現場をガイドの説明を聞きながら見学して回り、見学後は市場内に3カ所ある食堂で朝食を取ることもできる。活気ある競りの様子や、旬の魚から大型魚、深海魚までさまざまな種類の魚、職人による解体ショーなどを間近で見られることから、「来るたびに違う発見があり、何度来ても楽しい」と引率する青年部メンバーも話す。「業者さんや職人さんも、『魚をたくさん食べてほしい』との思いで協力していただけている」とも。

 参加者は地元や県外からの旅行客だけでなく、旅行ガイドブック「ロンリープラネット」で同ツアーが紹介されたことから海外の旅行客も多い。青年部メンバーでは英語版のガイドブックを用意するほか、英語を話せるメンバーも参加し対応する。

 「ここでしか味わえないディープな世界をぜひ体感して」と話す県漁連の宮内和一郎さん。ホテルニューニシノの西野友季子さんも「昭和を感じる看板や木のトロ箱、重厚なコンクリートの建物など。1935(昭和10)年から80年の歴史を重ねてきた現在の市場の雰囲気を感じてほしい」と呼び掛ける。

 定員は先着15人。参加費は800円。事前の申し込みが必要。申し込み、問い合わせは同事務局(TEL 099-222-0180)まで。

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