「全日本理美容選手権」鹿児島大会開催-10部門で日頃の技術競う

全日本理美容選手権鹿児島大会の様子

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 鹿児島市民文化ホール(鹿児島市与次郎)で6月20日、全日本理美容選手権鹿児島大会が開催された。主催は、全国の理美容室オーナーで構成される「SPC JAPAN」の鹿児島本部。

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 同本部には県内53店舗が加盟し、スタッフ約300人が所属している。鹿児島大会では、パーマのロットを早く美しく巻くことを競うワインディング部門、カット技術を競うグラデーションボブ部門、感性が問われるフォト部門、シザーズリーグ部門など全10部門が設けられた。

 シザーズリーグ部門は、10分間という短い時間の中で客が要望するスタイルをいかに実現するかを課題にしたもので、同本部が独自に企画した。今年で3年目になる。「お客さまが発しているサインを見落とさずに実現することが、サロンワークで最も重要なポイント。いかにお客さま目線になれるか」と語るのは、鹿児島本部長で大会委員長の吉元京子さん。「シザーズリーグ部門への参加者も増えてきており、スタッフも重要性が分かってきたのでは」と話す。

 48人がエントリーし、トーナメント方式で競われた同部門。結果、「ボナ・セーラ」(紫原)の岩川沙弥香さんが優勝した。「優勝できてうれしい。かわいく魅せるスタイルを心掛けた。あまり緊張しないように心掛け、いつも通りの実力を出すことできた」と振り返った。

 吉元さんは「全体的にレベルアップしてきている。特に、近年はフォトもよくなっている。フォトは訴えたいことが如実に表れる。感性を磨くために、最も勉強になる」と総評。また、大会実行委員長の永野一也さんは「本大会から運営に店舗スタッフにも協力してもらった。今後は技術だけでなく、運営や審査の力をつけることがサロンの活性化にもつながる」と今後の課題を挙げた。

 大会終了後は、同本部が3月~4月に実施した「第1回愛されサロンNO1大会」の結果発表も。新規客数、紹介数、売り上げ、売り上げ伸び率で優秀な成績を残したスタッフが表彰され、日頃実践していることなどをスピーチした。

 他の部門の優勝者は、以下の通り。ワインディングフレッシュ部門=後藤ちづるさん、ワインディングジュニア部門=濱崎光平さん、ワインディングプロ部門=中薗龍之介さん、ワインディング団体部門=ボナ・セーラ、グラデーションボブ部門=小濱元志さん、オリジナルセット部門=林薫さん、ウィッグメイク部門=中野良美さん、フォト部門=武元隆さん、デッサン部門=西村安理沙さん。

 九州大会は9月12日、福岡で開催予定。

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