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鹿児島の老舗うなぎ店がリニューアル 温故知新で迎える70年目

「石焼きうな丼」(2,060円~)

「石焼きうな丼」(2,060円~)

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 今年で創業70周年を迎える「うなぎの松重(まつじゅう)」(鹿児島市下荒田1、TEL 099-257-2522)が昨年12月1日、リニューアルオープンした。

リニューアルした店内の様子

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 「古き良きものを大切にしながら、新しいものに挑戦すること」をコンセプトに、築40年の建物を改築し、内装も一新した同店。壁と床の弁柄(べんがら)色(暗い赤みを帯びた茶色)を基調にした店内は、日本の伝統的な建築技法と近年はやりの技法を組み合わせた装飾を施した。広さは約151平方メートル。席数は1階がカウンター9席とテーブル24席、2階が座敷48席(うち6人掛けの個室が2部屋)。

 1946(昭和21)年の創業以来変わらず受け継がれる同店の味に、常連客は絶えない。大隅から仕入れたウナギは店内で背開きにし、柔らかく蒸し上げてから、秘伝のタレで香ばしく焼き上げる。

 「うな丼」「うな重」(中=1,650円~サラダ付き極=3,610円)、「せいろ蒸し」(1,960円~)をはじめ、2代目店主の松崎秀樹さんが「遊び心を」と始めた「石焼きうな丼」(2,060円~)、「うなわさ丼」(1,960円~)なども人気という。1本に7~8匹分を刺す「きもの串焼き」(320円)も数量限定で人気。

 3代目で現在は見習い中という息子の一樹さんは、「近くにお勤めで会社を辞められた後も通ってくださる方、親子3世代で食べに来てくださる方、里帰りのたびに顔を見せてくださる方など、多くの常連のお客さまに利用いただいている」と話す。「お客さまからお客さまにつながるご縁を途絶えさせないように、今後も頑張りたい」とも。

 営業時間は11時~20時40分(ウナギがなくなり次第終了)。第2・4・5木曜定休。出前や持ち帰りにも対応する。

※初掲時、記事の内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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