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児童文学を通して薩露の交流深まる 駐日ロシア公使参事官歓迎の夕べ

ビアンキの作品集贈呈式の様子

ビアンキの作品集贈呈式の様子

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 城山観光ホテルで8月9日、駐日ロシア連邦ビリチェーフスキー・ドミトリー公使参事官夫妻の来鹿を歓迎する「歓迎の夕べ」が開かれた。主宰は薩露交流促進協議会。

薩摩琵琶の演奏

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 鹿児島県知事の表敬訪問など、鹿児島視察訪問のために来鹿したドミトリー公使参事官をもてなす同歓迎会では、鹿児島神社の宮司、山下剛さんによる薩摩琵琶の演奏などが行われた。

 6月に在日ロシア大使館で開催された「ロシアの日記念式典」で椋鳩十の孫で児童文学者の久保田里香さん(薩露交流促進協議会メンバー)が館内にある小中高校の子どもたちへ「椋鳩十名作集」を贈呈したことを受け、今回ロシア連邦政府からの返礼としてロシアの動物児童文学作家「ビアンキの作品集」の贈呈式も行われた。

 ドミトリー参事官は日本語で「ロシアと遠く離れた鹿児島に、こんなに心近い人がいることがうれしいロシアの国民として感謝したい」とあいさつした。

 今回の視察訪問はロシア国営テレビでも取材され、現地のニュース番組でも放映されるなど歴史的な薩露の交流となった。

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