城山観光ホテル(鹿児島市新照院町、TEL 099-224-2221)の朝ごはん「真鯛潮茶漬け」が人気を博している。
同ホテルは、昨月末に行われた旅行予約サービス「楽天トラベル」が主催する、全国の宿泊施設の朝ごはん日本一を決定するイベント「朝ごはんフェスティバル® 2016」に出場。1500ものエントリーの中から鹿児島県代表として出場し、一般人による審査で選ばれ決勝に進出。料理人などの専門家たちの最終審査を経て、エントリーした「真鯛潮茶漬け」が見事準優勝を果たした。
同商品が提供されるのは、約80種類と豊富なメニューが特徴の朝食バイキング。夏季の目玉メニューとして、総料理長自らが考案した。お客さまに非常に好評だったことから、年間の定番メニューとなり、今回のイベント出場料理にも選んだという。
朝一番でしめた「真鯛」の刺し身を使ったお茶漬けで、ご飯の上からかけるのは、特製のスープ。丁寧に下処理をしたタイのカマ・中落ちをベースにしたうしお汁と、野菜などを合わせた料理長こだわりの一品。刺し身からカマまで新鮮なマダイを余すところなく使うために工夫したという。
朝食会場に訪れていた会社員の男性は「朝からこんな豪華なメニューがあって驚いた。地場のものを新鮮な状態で食べられるのは旅行に来た醍醐味(だいごみ)なのでうれしい」と話し、同僚の男性らと食事を楽しんだ。
地元メディアが、同イベントでの準優勝をニュースとして取り上げたことをきっかけに訪れる客も増えてきているという。平日は平均で380人、土日は500人の客が訪れる。
朝食会場店長の下尾翼紗さんは「当ホテルは観光がメインのお客さまが多いので『鹿児島に来たこ』とを感じるような料理を今後も提供していきたい」と意気込みを語った。
和洋バイキング「レインボーホール」の営業時間は6時30分~10時。料金は、大人 =2,500円、小学生= 1,000円、幼児(3~6歳)= 500円。混雑時は別会場での提供もあり。