小牧醸造(さつま町)で9月16日、「小牧蒸溜所新酒祭り」が行われる。
1909(明治42)年創業。同社が造る焼酎は蔵の北方にそびえる紫尾山系の伏流水を仕込み水に使い、近年では国内外のコンペティションで優秀な成績を収めている。
以前は別会場で200人限定の新酒会を催していたが、要望を受け、2013(平成25)年からは子どもから大人まで、誰でも参加できる新酒祭りを開催。昨年は約600人が来場した。会場では今年の新焼酎が飲み放題となりほか、さつま町をはじめ県内の居酒屋やバーなど10店以上の飲食店が参加し、焼酎に合う料理を提供する。
新焼酎とは、その年に取れた芋で初めて醸造した焼酎のこと。祭り担当者によると、一番のお薦めは「伊勢吉どん」の新焼酎。創業者から受け継がれてきた「伊勢吉」の名前を取って命名された銘柄だという。
併せて、イベントも多数繰り広げる。テレビ番組「歌唱王」で日本一になった坪田俊一さんのライブや焼酎争奪ナンコ大会、お茶教室も開催。射的、型抜き、ボールゲーム、スーパーボールすくいなど、子どもも気軽に楽しめるゲームも用意し、綿菓子も無料で提供する。
三代目 小牧伊勢吉さんは「このイベントは老若男女を問わず、たくさんの方に焼酎に親しんでもらえればと思い開いている。地域の皆さんや飲食店の方々の協力で、安くておいしい料理と焼酎が楽しめる空間になる。ぜひお越しいただければ」と話す。
開催時間は11時~16時。入場無料。200円で新焼酎飲み放題、料理は各200円。ゲームは各100円。