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鹿児島・吹上浜にトレーラーハウスやテントの「非日常」アウトドアエリア

トレーラーハウスのデッキ

トレーラーハウスのデッキ

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 いちき串木野・湊町に9月18日、「Fukiagehama Field Hotel(吹上浜フィールドホテル)」(いちき串木野市湊町1)のアウトドアエリアがオープンした。

テントルームとトレーラールーム(奥)

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 以前は「国民宿舎 吹上浜荘」だったが、老朽化のため同市が無償譲渡する企業を募集。ウェブコンテンツの企画・制作を行うコロン(鹿児島市名山町)が譲渡を受け、新たな宿泊施設としての再開発を図っている。ホテル棟となるビルは現在建設中で、来年3月ごろのオープンを予定。アウトドアエリアが先行してのオープンとなった。

 日本三大砂丘の一つ「吹上浜」北端を流れる大里川に面した敷地に、トレーラーハウス、デッキとダイニング用の個室、駐車スペース1台分が付いた「トレーラールーム」13室、大型テントに同設備が付いた「テントルーム」6室が立ち並ぶ。

 トレーラーハウスのスタイルにしたのは、「普段使いのホテルに加えて、非日常を体験できるような空間を作りたかったから」とホテルマネジャーの鳥居崇史さん。「社長が沖縄に行ったとき、トレーラーハウス型のリゾートを見たこともきっかけの一つ」とも。

 トレーラールームの広さはデッキなどを含め64平方メートル。うち道路沿いの3室は屋上も利用可能で、屋上を含めると93平方メートルの広さとなる。トレーラールームのうち4室はペット同伴可。テントルームは、40平方メートルの広さのテントにデッキ部分などを含め70平方メートルの広さがある。

 各ルーム全て冷暖房、Wi-Fiを完備する。コロナ対策で入場時に乗車したままの検温を行うため、車に乗ったままチェックインができ、各ルームの駐車場へ移動できる。

 同エリアの中心に位置する「パブリックスペース」にはバー「Phar Cyde」のほか、プール、アウトドアシアター、ファイヤースペース、ハンモックなどを設置。川沿いにはドッグランも備える。宿泊客には隣接する「市来ふれあい温泉センター」のフリーパスを発行し、同センター営業中は「入り放題」となる。

 夕食は各ルームのデッキに設置されたガスグリルでのバーベキューで、内容は季節により変わるが、牛肉、豚肉、鶏肉、野菜のせいろ蒸し、特製サルシッチャ(イタリアンソーセージ)、サーモンと香草のスキレットご飯などを用意する。朝食はテークアウトのサンドイッチとドリンクを用意。飲食の持ち込みは自由。

 宿泊料は、10月末日まではオープニング特別料金が適用され、2人宿泊の場合、1泊2食付きで1人に付き、トレーラールーム=1万2,500円~。テントルーム=1万500円~(以上、税別。週末は変動あり)。宿泊プランは全て2人から。

 鳥居さんは「鹿児島の皆さんに育ててもらった恩返しと考えている。手ぶらで気軽に、気楽に、グランピングを楽しめる場として、地元に貢献できる施設となれば」と期待を込める。

 フロント営業時間は7時~22時。チェックイン15時、チェックアウト11時。

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