鹿児島の仙巌園(鹿児島市吉野町)と石橋記念公園(浜町)で12月25日・26日、「焼酎エクスペリエンス」が開催される。
主催は鹿児島県酒造組合(錦江町)。例年11月1日の「本格焼酎の日」に合わせ、天文館で「焼酎ストリート」を開いてきたが、2020年よりコロナ禍で開催見送りが続いていることから、「できる限り本格焼酎を楽しんでもらえる場を提供したい」と昨年、「仙巌園焼酎ナイトガーデン」を開催した。今年は石橋記念公園も会場に加え、開始時間も両会場11時とし、日中を通したイベントとして開催する。
コンセプトは「文化遺産で楽しむ 焼酎×マルシェ×グッドミュージック」。仙厳園では、鹿児島県内に112蔵ある焼酎蔵より選んだ100銘柄以上をそろえるほか、国内外の著名ジャズミュージシャンが演奏も行う。地元飲食店が出店するマルシェも用意。「(仙厳園は)世界文化遺産に登録されているため、通常は酒類の飲食はできないが、イベント期間中は可能になる」と運営事務局の坂口順一郎さん。25日のみ20時まで開催するため、ライトアップされた夜の仙巌園も観賞できる。
石橋記念公園では、同組合に加盟する焼酎蔵の銘柄、リキュール、ノンアルコール焼酎を提供するほか、ハンバーガーやおでん、焼き芋などを提供する地元キッチンカーが集まる。地元アーティストによるビッグバンドやDJなどのミニステージも予定。
坂口さんは「今年の新酒や注目のニューウェーブ焼酎も用意している。新しい焼酎の楽しみ方を発掘できるイベントになれば」と期待を込める。
開催時間は、仙厳園=11時~20時(26日は17時まで)、前売り券(一般2,500円~)が必要。石橋記念公園=11時~17時。入場無料。