マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)4階ユナイトメントガーデンで3月4日、「& island ~鹿児島離島の見本市~」が開催される。
鹿児島県と「東シナ海の小さな島ブランド」(薩摩川内市里町里)が共催する同イベント。同社は2019年、「鹿児島離島文化経済圏(リトラボ)」を結成。離島地域おこしプロジェクトや商品開発への支援を行っている。会場にはリトラボのプロジェクトから生まれた商品のほか、獅子島・上甑島・種子島・屋久島・硫黄島・中之島・宝島からの事業者が出店する。
リトラボは本年度、鹿児島県内の若手デザイナーを起用して商品開発や地域それぞれの課題解決を支援するプロジェクト「DESIGN TUG(デザイン タグ)」を展開し、トカラ列島中之島産の三尺バナナを使ったスムージー「mon・de・banana(モンデバナナ)」(中之島農産物生産組合)や、屋久島産「生のトビウオ」を「漬け丼の素」として商品化した「とびっきり、とび飯。」(ぷかり堂)などの開発支援を行ってきた。これら2商品は同イベントで新発売となる。
「東シナ海の小さな島ブランド」の山下賢太社長は「ただの商品開発にとどまらず、島の課題や現状を踏まえ、消費者にどのような価値を届けるのか、その先に島の未来をどう描くのかをデザイナーと共に考え、販売戦略を練り上げている」と話す。4日には、リトラボのプロジェクトや商品開発の事例を紹介するトークイベントも行い、オンラインでのライブ配信も予定する(18時~19時30分)。
山下社長は「会場の商品を通して、島の方々の思いや風景にも出合い、鹿児島離島へ思いをはせてもらうきっかけになれば。島の方との交流も楽しんで」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。入場無料。3月6日まで。