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鹿児島・米盛病院の民間救急ヘリ、CFで支援呼び掛け

「Red Wing」からの救急患者搬送の様子

「Red Wing」からの救急患者搬送の様子

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 鹿児島の米盛病院(鹿児島市与次郎1)が現在、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」で民間救急ヘリ「Red Wing」運営への支援を募っている。

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 1月17日に始まった同プロジェクト。南北約600キロにわたり、26の有人離島を持つ鹿児島県ではドクターヘリが人命救助で重要な役割を持つ。県は2011(平成23)年にドクターヘリ1機を導入したが、同時に複数の出動要請が起こり、ヘリが足りなくなる「重複要請」が増えていたという。同病院は県ドクターヘリを補完し、「一人でも多くの人を救おう」と2014(平成26)年に民間救急ヘリ「Red Wing」を導入した。

 以来、「Red Wing」の年間出動件数は300件を超える年もあり、2017年度=345件、18年度=304件、19年度=343件、20年度=249件と推移している。一方、同院はドクターヘリを維持するための修繕費約2,000万円や人件費など毎年2億円近くを負担しており、経営上の大きな課題になっている。同ヘリの運用を続けられる病院運営を継続し、応援を医療スタッフのモチベーション強化にもつなげようと、今回初めてクラウドファンディングの実施を決めたという。

 目標額は1,230万円。支援コースは3,000円から。リターンとして、民間救急ヘリのオリジナルステッカーなどのほか、同ヘリとの写真撮影や機内見学などの権利も用意。集めた支援金は修繕費の一部に充てる。

 3月31日23時まで。

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