鹿児島・マルヤガーデンズで6月29日から6日間、着物の打ち掛けを使ったドレスを手がけるゆすのきむつ子さん(鹿児島市和田2、TEL 090-2316-6600)と次女の純奈さんが展示・試着会を行う。
ミスコンテスト世界大会・日本代表のために「打ち掛けドレス」を仕立てるゆすのきさん親子。むつ子さんが素材選びや組み合わせのデザイン、純奈さんが縫製を担当する。
2011(平成23)年、家族の結婚式用に初めて作った打ち掛けドレスがSNSを通じて外務省職員の目に留まり、「日本代表のためにデザインしてほしい」と依頼を受けたという。以来、ゆすのきさんが作るドレスは日本代表用に9回採用され、今年もエジプト、シンガポール、アメリカの大会に登場する予定となっている。
会場では、ミス日本代表が着用したドレスや新発表のドレスなど23着を展示する。ドレスは全て無料で試着でき、プロのカメラマンによる撮影も可能(3,300円)。メークスタッフはいないが、ヘアアレンジなどはできる範囲でゆすのきさんが対応し、水引などの髪飾りも用意する。サイズは11号までだが、身長は履物で調整できるという。
ゆすのきさんは、コロナ禍で結婚式を挙げず写真だけを撮影する「フォトウエディング」が広まっていることを知り、4月、打ち掛けドレスのレンタル&撮影サービスを開始した。ゆすのきさんによるスタイリングやスタジオ料も含め、「鹿児島市内での撮影であれば、年内は特別価格(5万5,000円~)」で提供している。
ゆすのきさんは、振り袖をドレスに、男性用着物をベストにするなど着物のリメークも手がけており、会場ではその相談・受注会も行う。
開催時間は10時~18時(最終日は12時まで)。7月4日まで。