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プラおもちゃで作った恐竜も 鹿児島で美術家・藤浩志さんが作品展

展示作品

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 マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)7階「マージナルギャラリー」で現在、美術家・藤浩志さんによる作品展「予想を超える! プラスチック時代と僕の旅」が開催されている。

会場の様子

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 藤さんは1960(昭和35)年鹿児島市生まれ。奄美大島出身の両親の影響で子ども時代は大島紬周辺で遊んだという。京都市立芸術大学大学院修了、パプアニューギニア国立芸術学校勤務を経た後、バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て「土地と都市」を学んだ。現在、秋田公立美術大学教授、秋田市文化創造館館長を務めながら、「地域資源・適性技術・協力関係」を活用したデモンストレーション型の美術表現を行っている。

 藤さんは2000(平成12)年、子どもが遊ばなくなったおもちゃをカエルポイントに交換する仕組み「かえっこ」を発案。福岡県糸島市で始めた同プロジェクトは「おもちゃの交換を楽しむ場」として全国各地に広がったが、その一方で「子どもですらいらないものがたまっていった」という。「捨てないでたまるとどうなるか?」という問いへの「予想を超える」答えとして、今回のデモンストレーションが生まれた。

 会場には何千ものプラスチックおもちゃで作られた恐竜や動物、ドローイングなど約50点を展示する。同展は藤さんが鹿児島を離れてから「25年の歩みを振り返る結束点になる旅の記録」でもあるという。

 開催時間は10時~20時。入場無料。9月18日まで。

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