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鹿児島のフリーペーパー「アンダーズ・ハイ」、最新号でサブカル特集

鹿児島市内を中心に置いているフリーペーパー「under’s high(アンダーズ・ハイ)」の最新号表紙。年4回発行している。

鹿児島市内を中心に置いているフリーペーパー「under’s high(アンダーズ・ハイ)」の最新号表紙。年4回発行している。

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 鹿児島市内の店主らが制作を手掛けるフリーペーパー「under’s high(アンダーズ・ハイ)」最新号(Vol.18)の配布が11月2日、始まった。

 2007年5月創刊の同誌。3カ月に一度のペースで毎号3000部を発行しており、市内の洋服店、カフェ、雑貨店などに置いている。制作しているのは、メンズ洋服店「NOSE GLASS」店主の植村さんら4人。「フリーペーパーを作りたい」と盛り上がり、その勢いのまま約4年半、仕事の合間に制作を続けている。

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 地域・生活情報を多く載せる一般的なフリーペーパーとは異なり、主に鹿児島の人物、歴史、文化・カルチャーなどに焦点を当て、生き方・考え方の提案をしてきた「読み物」色の強い同誌。8月には、創刊から約2年半分(vol.1~10)の特集記事やコラムを抜粋・再構成したものと、「勝手に鹿児島改造計画」と題した特集記事を合わせて作った、まとめ本「under’s high Special Issue」(南方新社、1,575円)を発行している。

 書籍化に際し、ライティングと編集を担当する植村隆博さんは「自分たちが一番驚いた。フリーペーパーは流れてゆくものなので、本という形で『残せた』ことは感慨深かった。当初の記事を読むのはこっぱずかしい感じもしたが、今読み直して分かったりすることもある」と笑顔を見せる。

 アンダーからの視点、価値観の逆転、下から上へ、など多くの意味を含ませたというタイトルの通り、「見えづらいもの」「見過ごしているもの」などを、型にはまらないさまざまな視点から取り上げる。最新号はこれまでとは毛色を変え、「いまだカテゴライズされていないカルチャー」をテーマに、バンド、DJ、アニメ、ファッションなどを取り上げている。

 「いわゆる『サブカル』というものがまちから薄れていっているような気がする。いつもとは違うテーマで取り上げることで、また違った視点で見ることができるのでは。今回は『読む』より『見る・感じる』アンダーズ・ハイ。今後、年4回のうち2回はこういう形にしていきたい」と植村さん。