布草履店「Meri（メリ）」（鹿児島市南郡元町、TEL 090-6222-0320）が鹿児島・南郡元町にオープンして、4月11日で3カ月を迎える。

教室の様子

　布草履作家の日高純子さんが店主を務める。8年前、東北の友人から布草履をもらったことがきっかけとなり、当時住んでいた東京から青森に向かい作り方を学んだという。その後、東京時代にオンラインショップを開設。2018（平成30）年、鹿児島に戻ってからは教室もスタート、自宅やカルチャー講座などで布草履の作り方を教えてきた。今年1月、「布草履を購入したい」という声があったことから、自宅教室の一角に布草履の展示販売コーナーを設けた。

　展示コーナーには色鮮やかな生地と鼻緒を組み合わせた手作りの布草履が並ぶ。草履に使う布はコットン100％の平布で、日高さんが東京・日暮里の繊維街で調達しているという。「ふっくらとした柔らかな履き心地」と日高さん。価格は、女性用＝4,000円、男性用＝4,500円、半分サイズの「足半（あしなか）」＝2,200円。

　オーダーメードにも対応し、受注時には足のサイズや布地の色合いなどを打ち合わせる。制作は全て日高さんが行う。布草履は「洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗うこともできる。長持ちし5年間使っている人もいる」とも。

　教室は1回当たり4～5人ほどの受講生が参加。1カ月に20人ほどが学んでいる。布草履は4時間前後で完成する。現在、受講生を募集しており、受講料は4,000円（布草履1足分の材料費込み）。曜日や時間は相談可。

　日高さんは「色鮮やかな布草履をそろえている。普段は身に着けない色で冒険してもらえれば」と笑顔を見せる。4月23日にはウォーターフロントパークで開催される「マンモスフリマ」にも出店を予定する。

　営業時間は12時～18時。来店時は事前連絡が必要。