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鹿児島市立美術館で「リサ・ラーソン展」 丸々としたライオンや猫ずらり

展示中の「ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ」

展示中の「ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ」

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 スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソンさんの作品展が現在、鹿児島市立美術館で開催されている。

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 ラーソンさんは1931年生まれの91歳。赤いしま模様が特徴の猫「マイキー」やハリネズミ「パンキー」などのキャラクターでも知られる。日本での巡回展は4回目となるが、今回初めて鹿児島が「第1会場」としてスタートした。

 作品展は「Seen and Unseen 知られざる創造の世界~クラシックな名作とともに」をサブタイトルに、ラーソンさんらしい動物園シリーズや少女をモチーフにした作品(Seen)から、ボードゲームや燭台(しょくだい)など日本では紹介される機会のなかった一点物(Unseen)など252点を展示。ほか、学生時代の作品、陶芸制作会社グスタフスベリ時代の作品、ガラスやブロンズなど陶芸以外の素材による作品も展示する。

 モダニズムの画家で夫のグンナル・ラーソンさんが「生涯において影響を与え合った」存在であることから、2人の作品を並べて展示する「芸術家同士の語らい」コーナーも設ける。スウェーデンの環境活動家・グレタ・トゥーンベリさんをモデルにして作った陶芸の虎も「見どころの一つ」だという。

 館内のミュージアムショップでは関連グッズも販売。ラーソンさん作の絵本「あんしんあにまるず。Unseen Animals」に登場する動物キャラクターの手ぬぐいやステーショナリー、マブカップ、陶芸作品などの会場限定品も取りそろえる。

 同館担当者は「鹿児島のスタッフを中心にスウェーデンからもスタッフが集まり、共に作り上げた会場。彼女の生き方や作品をじっくり楽しんでほしい」と呼びかける。

 開催時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(5月1日は開館)。観覧料は、一般(中学生以上)=1,200円、小学生以下無料。5月7日まで。

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