「HONEY CRAFT CAFE」(鹿児島市荒田)が5月1日、鹿児島・騎射場電停近くにオープンした。
経営は「honeyboy&co.」。2020年1月創業の同社は、スタッフの平均年齢が25歳のベンチャー企業で、国産蜂蜜を使った蜂蜜酒ギフト商品「meadol(ミードル)」の製造・販売を行っている。昨年3月、荒田に蜂蜜酒「ミード」の醸造所「Satsuma Craft(サツマ・クラフト)」を開設した。
ミードは蜂蜜を原料に発酵させた醸造酒で、製法がワインと似ていることから「ハニーワイン」とも呼ばれる。「日本でミードの製造を行なっているのは全国で5カ所」、九州では同社のみであることから、社長の一戸(いちのへ)悠里さんが「蜂蜜酒をもっと身近に」という思いで醸造所の一角にカフェをオープンした。
白を基調にした店内は一戸さんらスタッフでDIYしたという。席はソファ4席を用意。店内中央にはミードルの展示販売コーナーも設ける。騎射場の路地裏にあることから、「隠れ家的な感覚で立ち寄れるカフェ」と一戸さん。
ドリンクはハニーコーヒー、ハニークリームラテ、ハニーティー、ハニールイボスティーなどのコーヒー・紅茶のほか、ハニーレモネード、蜂蜜入りのフルーツスムージー(バナナ、ストロベリー、ブリーベリー、マンゴーなど)を用意する。価格は400円~650円。ドリンクに使う蜂蜜は全て国産。コーヒーはブラジル産の豆「ブラジルハニー」を自家焙煎(ばいせん)している。
一戸さんは「国産蜂蜜の甘さを多くの人に味わってもらう場にしていきたい。気軽に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時30分~21時30分。休業日はインスタグラムで知らせる。