食べる 買う

犬迫町産「けせん」の葉を使ったクラフトコーラ 鹿児島・天文館で限定販売

イヌ・ザ・コーラとけせん団子

イヌ・ザ・コーラとけせん団子

  • 12

  •  

 鹿児島・天文館のコーヒースタンド「Tabby Coffee(タビーコーヒー)」(鹿児島市東千石町)が現在、「けせん」の葉を使ったクラフトコーラ「イヌ・ザ・コーラ」を限定販売している。

[広告]

 鹿児島市在住の田中ゆうきさんが、犬迫町産けせんの葉を使って作り出した同品。けせんはニッケイ(ニッキ)と呼ばれるニッケイ属の木で、葉には殺菌効果があるといわれ、鹿児島では昔から葉で団子を包んだ「けせん団子」が親しまれている。

 「昔は鹿児島の庭先でよく植えられていた。祖父母世代の人は小さいころ、けせんの根や皮を学校の帰り道に食べることもあった」と田中さん。「自分たち孫の世代がクラフトコーラという新しい形で世に出せば、バトンをつなげていけるのでは」と4月から試作を重ね、今回、8月限定での販売を決めた。

 「(同コーラは)爽やかなけせんの香りと優しい甘さが広がるような味」と田中さん。「多くの人にけせんや犬迫町に触れてもらいたかったので、クセの少ない仕上がりにした」とも。「犬迫町は鹿児島の市街地からそれほど離れていないが豊かな自然に囲まれている。犬迫町を活気づける一例になれれば」と期待を込める。

 価格は550円。営業時間は8時~18時。8月31日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース