鹿児島の複合商業施設「スクエアモール鹿児島宇宿」(鹿児島市宇宿2)1階に3月16日、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ 鹿児島宇宿店」がオープンする。
同店を含め、全国に237店舗を展開するドン・キホーテ。同施設を運営する福岡地所(福岡市博多区)は3年ほど前から「ドン・キホーテ」と出店交渉を重ねてきた。鹿児島県内では初出店、九州では14店舗目となる。
売り場面積は2000平方メートル。食品・日用品をはじめ、電化製品やファッション雑貨、ブランド品、パーティーグッズなど約6万アイテムをそろえるほか、酒コーナーには地酒(焼酎)を種類豊富にそろえる。駐車場は563台分を設ける(施設共有)。
店内は、ドン・キホーテの特徴である「圧縮陳列」と呼ばれる陳列方法を採用しながら、「商品ごとに最適な高さを考えて」配置。「圧迫しすぎない高級感を心掛けた」ほか、店内の動線を直角ではなく曲線にすることにより目線を広くとり、より多くの商品が目に入るよう工夫した。「陳列もPOPも各コーナーの担当者が自分のセンスで空間を作り上げるので時間と手間はかかるが、それでこそドンキ独特の雰囲気になる」と同社広報室室長。
県内でも交通量の多い国道225号線と産業道路に挟まれているため、同店がオープンすることで渋滞が予想されるが、「状況を見て必要があれば警備員を配置」するという。さらに、「年間客数は150万人を見込む」と九州支社長の平田一馬さん。「時期は未定だが、今後、市の中心にも複数店舗を展開する予定」とも。
営業時間は10時~翌5時。