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鹿児島・中央駅前ビルに茶舗-鹿児島茶「下堂園」、食文化との融合提案

新店舗の陣頭指揮を執る下堂園元(はじめ)さん

新店舗の陣頭指揮を執る下堂園元(はじめ)さん

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 鹿児島中央駅前に4月開業した大型複合施設「鹿児島中央ターミナルビル」(鹿児島市中央町)内に6月末、鹿児島茶と食文化の融合を図る茶舗「CHAHO SHIMODOZONO」が開店する。

下堂園茶舗のお茶

 同店を開くのは、1954 (昭和29)年以来、鹿児島茶の生産から販売までを手掛ける下堂園(卸本町、TEL 099-268-7281)。店舗面積は70坪。70席を設ける。

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 新店舗の企画立案を担う同社専務の下堂園元(はじめ)さんは、「創業者である先代から引き継ぐべきものも大切にしつつ、全く新しいお茶の文化を創造するための提案型店舗にしたい」と話す。オープニングスタッフはドリンクの開発担当も兼ねる岩越守さん以下約20人。フードコーディネーターとして藤村玲子さんを迎えた。

 「原点に戻る」と同時に、「伝統は伝統として守りながら、お茶の抽出方法からアレンジの仕方、提供の仕方まで変えていきたい」と下堂園さん。

 特に「すしには『あがり』が欠かせないように、元来息づいてきた食文化とお茶の世界をさらに融合させ、お茶受けとしての菓子や漬物など、郷土の食材をふんだんに取り入れ、ティーマリアージュを進化させたい」とも。

 内装にも工夫を凝らす。モノトーンを基調とした落ち着きのある、居心地の良い空間を演出。200年企業を掲げる同社の「日本茶の文化を世界に届ける」というスローガンに基づき、日本の気候風土ならではの空気、水、温度に徹底的にこだわった「場」を提供する。外壁、内装にしっくいを使うことにより空気の浄化を図ると共に、節電省エネタイプの床暖房システムも導入した。

 広い店舗の中央には大きなテーブルが配置され、「お茶の淹れ方教室」などマリアージュのためのさまざまな試みが行われるほか、5~6席設けるカウンターでは、「茶師」と呼ばれるお茶の専門家が、対面式で希少で個性的な日本茶、中国茶、紅茶などのお茶を出すサービスも。

 一角に設けた「ファクトリー」では、お茶の仕上げ工程としての焙煎(ばいせん)作業などが見学でき、物販コーナーや総菜、スイーツなど、お茶に合う郷土菓子やお茶のテークアウトも始まる。

 下堂園さんは、「さまざまな新しい試みを通じて価値の創造を目指したい」と胸を張る。

 21日には、レセプションパーティーが開かれ、月末には開店の予定。

 営業時間は10時~24時

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