鹿児島・天文館に昨年10月オープンしたホテル「remm（レム）鹿児島」（鹿児島市東千石町）2階に6月1日、蒸し料理の専門店「巳八（みのはち） レム鹿児島店」（TEL 099-239-0343）がオープンした。

蒸籠蒸し、ランチバイキング

　Misumi（卸本町）の外食事業部の一つで、複合商業施設「オプシア ミスミ」（宇宿2）内のオプシア店に続く2号店。店舗面積は43坪で、約60席を設ける。オプシア店が、蒸し物の御膳料理・一品料理をメーンにするのに対し、同店は全てバイキングスタイル。

　店内中央には鹿児島県産の食材をメーンに、さつま揚げなどの小皿料理、蒸し用の素材、サラダバー、ピタパンコーナーと、常に50種類以上の食材を並べる。各テーブルには直径15センチほどの蒸籠（せいろ）と5分間の砂時計が設けられており、バイキングで取ってきた食材を客自らが蒸して食べるシステム。

　蒸し物の食材は全て5分で蒸し上がる大きさにそろえている。「最初に蒸し物をセットして、その間にほかの料理やピタパンを食べるとちょうどいい時間」と店長の佐藤修さん。タレもポン酢、ゴマダレ、中華だれなど数種類を用意。「厨房で作ってからだと、提供するまでの間、食べている間にどうしても冷めてしまう。ここは好きな食材を組み合わせて好きな味で食べられる『お客さま参加型』の店。お客さまには目の前で湯気を立てる、『蒸したて』を食べていただきたい」とも。

　蒸しものは、キャベツ、キノコ類、インゲン、ニンジン、オクラ、ニガウリ、カボチャ、サツマイモ、プチトマト、麺などの食材を豊富にそろえる。ランチタイムには、「フカヒレギョーザ」「のり巻き串」「プチちまき」「ひとくち桃まん」など点心を中心に、ディナータイムには、「黒豚」「薩摩悠然鶏」、イカ・カニなどの魚介類を用意するほか、カツオやタイ、赤身などの刺し身も提供する。

　料金は、モーニングバイキング＝1,000円　、ランチバイキング（90分）＝1,470円、ディナーバイキング（120分）＝2,940円（いずれも小学生は半額、未就学児童は無料）。ディナーには、男性＝1,575円、女性＝1,050円追加で飲み放題が付けられる。

　営業時間は、モーニング＝6時30分～10時、ランチタイム＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～22時。蒸籠蒸しはランチ、ディナーのみ。