鹿児島県庁2階の県民ホールで8月23日、鹿児島のご当地アイドル「S☆UTERN CROSS(サザンクロス)」に大島紬で作られたシュシュを送る贈呈式が行われた。
大島紬をPRする目的で、県と鹿児島県県産品愛用運動推進協議会(かごしまPR課)が主催。シュシュの制作者は本場大島紬織元の「大瀬商店」(荒田1)の大瀬奈香(なか)さん。贈呈式では「サザンクロスのかわいらしさと元気の良さを表現した。このシュシュで県のPRを頑張ってほしい」とあいさつし、鹿児島産の竹で作られた竹箸とともにシュシュを手渡した。シュシュは草木染で黄やピンクなど明るい色合い。「若い世代の子たちが使ってくれるのはうれしい。今後も生活の一部に取り入れられる大島紬を作っていきたい」とも。
贈呈式後に行われたサザンクロスのミニライブでは、贈られたばかりのシュシュを身に着けて、持ち歌の「サザンウィンド」「チェスト~ゲンキのしるし~」を披露。会場に駆け付けたゆるキャラ「ぐりぶー」とともに観客を沸かせた。
サザンクロスは8月27日から、鹿児島をPRするため全国行脚第2弾を行う。今までに薩摩切り子のペンダントも贈呈されており、シュシュとともにPR活動に使っていくという。訪問先は山口、岡山、京都など11都市を予定する。「(大島紬の生地は)しっかりしていて使い心地は最高。これからも鹿児島の観光PRアイドルユニットとして頑張りたい」とメンバー。