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乳がん手術を受けた女性のための「リマンマ」ウエア、鹿児島で相談会

鹿児島市で乳がん手術経験者のためのウェア相談会開催。
写真はワコールの荒木さん(右)と形山さん(左)。形山さんは今回の相談会でアドバイザーを務める。

鹿児島市で乳がん手術経験者のためのウェア相談会開催。 写真はワコールの荒木さん(右)と形山さん(左)。形山さんは今回の相談会でアドバイザーを務める。

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 鹿児島・天文館電停そばの「天文館ビジョンホール」(鹿児島市東千石町、8階)で1月17日~19日、乳房を手術した女性のための「装いと下着に関する相談会」が開催される。

「リマンマ」製品

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 ワコール(京都市南区)が、「乳がんを経験した人に美しいボディーラインと笑顔を取り戻してもらうため」に、さまざまなウエア開発を進めている「リマンマ」。相談会では「リマンマ」商品の展示やフィッティング、専門アドバイザーへの個人相談を受け付ける。鹿児島市内での開催は5回目。

 専門アドバイザーが常駐する個室相談ルーム「リマンマルーム」を全国6カ所に設ける同社。「現在までに150を超える会場で開催し、来場者の合計は約2万人」「『リマンマ』利用者数は鹿児島も年々増加傾向にある」と同社総合企画室リマンマ事業課課長の荒木英樹さん。「乳がんにかかる可能性は、数年前までは約20人に1人だったのが、現在は約16人に1人にまで増えた。治療法も保険の適用などの仕組みも変化していくだろう。商品やサービスも変化していかなくては」とも。

 「リマンマ」のカタログに載るウエアは、利用客からの希望を取り入れたものも多い。相談会では、パッドの縁や縫製部分が肌に負担にならないような作りになっていたり、術後すぐに着けられ、樹脂製のボタンでレントゲンもそのままで受けられたりするものなど、多彩な機能を持つウエアを展示・販売(注文販売)する。「1974(昭和49)年に活動を始めた当初は全摘手術が主流だった。近年では必要最低限だけ切除する温存手術が主流になり、併せて商品の幅も広がっている」と福岡店リマンマ事業課アドバイザーの形山正美さん。今回の相談会ではアドバイザーを務める。

 「外見は普通のブラやキャミソールとほぼ変わらない。きちんと合ったものを着用すれば、薄着の時期でも気にせず過ごせる。パッドや下着の選び方の相談だけでも利用していただければ」とも。

 開催時間は9時30分~17時(19日は13時30分まで)。参加は要予約(TEL 092-475-4577)。

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