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鹿児島「エコスイーツプロジェクト」が「低炭素杯2013」で環境大臣賞金賞に

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鹿児島「エコスイーツプロジェクト」が「低炭素杯2013」で環境大臣賞金賞に

「鹿児島大学Sustainable Campus Project」と、JAグリーン鹿児島による「エコスイーツプロジェクト」。

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 鹿児島大学の学生・教員らによる「鹿児島大学Sustainable Campus Project」(以下、SCP)と、JAグリーン鹿児島(鹿児島市小川町、TEL 099-208-2500)が中心となりプロジェクトを展開する市民参加型の生ごみ循環システム「Eco-Sweets 2012」が、2月16日・17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「低炭素杯2013」で環境大臣賞金賞(ソーシャルビジネス部門)を受賞した。

プロジェクトメンバー

 生ごみの減量をはじめとするさまざまな社会問題を、市民が楽しく解決する仕組みを提案する同プロジェクト。地球温暖化防止に関して優れた取り組みを行う団体・企業を表彰し、ノウハウの共有や地域間の連携を促すものとして開催された同大会で、応募総数1371団体の中から、部門別審査で第1位、総合では実質2位に輝いた。SCP学生代表で同大法文学部経済情報学科の柴田思惟さんは、「生ごみのアップサイクルをミッションに、環境問題に興味はあったが手法が分からなかったという商工業者から、環境問題には無関心な市民層にまで幅広くアプローチできた点が評価されたのでは」と話す。生ごみを堆肥化するのがリサイクルだが、さらに付加価値の高いエコスイーツへと昇華させるアップサイクルを追求したことが、市民に大いに受け入れられる要因となった。

 そのほかの特徴として、堆肥化から作物の栽培、エコスイーツの企画に市民が参加し、プロジェクトの背景に「物語性」を付加、野菜を皮ごとペースト化し活用するという斬新なアイデアを採用するなど「驚き」「感動」の要素を加味した。自分たちで全てを担うのではなく、プロジェクトに賛同し一緒に活動する企業・組織に、エコスイーツ製造やイベント企画などを一任することで、市民の消費活動の選択肢の幅を広げると同時に、ネットワークの拡大スピードも圧倒的に加速させている。1年間で52社89店舗のネットワークを構築し、農作業をはじめとしたイベントへの参加や、エコスイーツの購入と消費を通したエコ活動には、延べ1万5000人の市民を動員。「プロジェクトメンバーが活動を広めるには限界があるが、パートナーとなった方々がまたそれぞれに賛同者を増やすことで、新たな交流やビジネスチャンスも生まれ、相乗効果がある」と柴田さん。これらの活動を持続的に行うため、スイーツ1個につき10円を寄付金として活用する市民グリーンファンドの取り組みも注目された。

 遊休地を使った農作物の栽培に協力するJAグリーン鹿児島本部経営企画部の杉山年美さんは、「私たちが持つ既存のネットワークを使うことで、より広域にわたる市民への周知が可能になる。組織内においては職員の環境意識の高まりも実感できている。若い力に刺激を受けながら、今後も協働を続けていきたい」と話す。SCP教員代表で同大の大前慶和教授は、「さまざまな立場や価値観を持つ市民の方が、無理なく参加できる仕組み。参加する動機も手段もさまざまでいい。今回の受賞で、より多くの市民の方に、同プロジェクトを知ってもらうきっかけになれば」と話す。柴田さんは「受賞を受けて、自信が確信に変わった。今後も市民の方々に、環境教育にとどまらず、自分にできることを何かしら見つけて可能性を広げてもらえるようなアプローチを続けていきたい」と展望を語る。

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