4月27日と28日の2日間にわたり、7回目となる「かごしま春祭大ハンヤ2013(以下、大ハンヤ)」が行われる。
毎年県内外から1300人の踊り連が集結し、よさこい形式のハンヤ節を踊る祭りで、昨年は66団体、約1000人の踊り連が参加した。今年のメーン会場は桜島と錦江湾を望むウォーターフロントパーク。加えて、ウォーターフロント地区からドルフィンポート、天文館地区から山下小学校体育館やぴらも~る、ベルク広場など5会場、鹿児島中央駅周辺地区から東口駅前広場と一番街商店街アーケードの合計9カ所のサブ会場でイベントを催す。
メーン会場の特設舞台では、ダンス業界でも有名なYOSHIBOWさんとGAZILOWさんを審査員に迎えダンスコンテストを行う。アイドルグループ「サザンクロス」のライブや「薩摩剣士隼人」のショー、学生ハンヤ選手権なども企画されており、「踊りを通じて人が元気になれば、街も元気になる」と「かごしま春祭実行委員会」委員長の河井達志さんは話す。県内のNPOや商店主、学生ボランティアなど、踊りの参加団体も含めると約2000人弱が関わる同祭り。「さまざまな催しが定着していく中で、街の人もやりがいを感じられるようになるのでは」とも。
そのほか、今年初開催の「春の音楽祭」やガラポン抽選会、「show-1グルメグランプリ」人気店から鹿屋市の「プリモコ豚(プリティロコモコ黒豚丼)」、出水市の「出水柑チキンカレー」、南九州市川辺の「塩麹・醤油麹入り黒豚がおかず丼SP」が1日限定300食で出店する企画なども。2クルーズ限定の「錦江湾ヨットクルーズ」は先着順で予約が埋まっており、当日若干の申し込みを受け付ける。
コンビニ・書店やイベント当日に各会場で販売する「公式ガイドブック」(300円)は、参加団体の紹介やPRコメント、天文館周辺などのグルメマップも掲載する。ガラポン抽選会の抽選券やフードコート利用券(200円分)も付く。「1年がかりで準備をしてきた『大ハンヤ』について、これを読めば全てが分かる内容になっている」と「かごしま春祭振興会」の古園慎太郎さん。
クライマックスとなる、審査を勝ち抜いた上位15チームによる演舞は28日16時から。全団体が参加し両日のフィナーレを迎える総踊りは18時30分ごろから。どちらもメーン会場のウォーターフロントパークで行われる。問い合わせは「春祭振興事務局」(TEL 099-225-9533)まで。