マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)4階の雑貨店「D&DEPARTMENT PROJECT KAGOSHIMA by MARUYA」で4月30日、トークショーが開催された。
九州新幹線の全線開通に伴い企画されたトークショーで大阪と鹿児島の二カ所で開催。大阪では3月19日に開かれ、鹿児島での開催は同店オープン1周年も兼ねて行われた。
ゲストには、鹿児島県出身でインテリアデザインなどを手掛けるランドスケーププロダクツ(東京都渋谷区)社長の中原慎一郎さん、クリエーティブユニットgraf(大阪市北区)社長の服部滋樹さんを招き、D&DEPARTMENT PROJECT主宰のナガオカケンメイさんが聞き手を務めた。
テーマは「新しいコミュニティーストアの存在」。「いつコミュニティーというキーワードを意識し始めたか」「コミュニティーには最低限のデザインがなされた『場』が必要なのでは」「『作る→出会う→つながる→広がる』という、作り手ならではのコミュニティーの考え方」、「マルヤガーデンズという商業施設においてコミュニティースペースを運用することの難しさ」などが、エピソードも交えながら語られた。
最後に質疑応答の時間も設けられ、「人の集まりやすい環境のキーワードは」「その土地のキーマンとなる人はどのような人か」「震災の影響で価値観が変わると思うが、どのように変わっていくと思うか」などの質問が投げかけられた。
当日は、定員を大きく上回る約80人が集まったほか、動画配信サイト「ユーストリーム」でも生中継され、視聴者は約350人に上った。
トークショーの後は、マルヤガーデンズ7Fのオープンガーデンで1周年記念パーティーも開かれ、トークショー参加者の多くが出席し交流を図った。