桜の名所で知られる甲突川河畔(鹿児島市加治屋町ほか)で、ソメイヨシノが見頃を迎えた。
鹿児島市の中心部を流れる甲突川。河畔には500本のソメイヨシノが植わり、毎年多くの花見客が訪れる。この日は平日の昼間にもかかわらず、家族連れ・学生・サラリーマンやOLなど大勢の人が桜を背景に記念撮影をしたり、シートを敷いて弁当を食べたりするなど花見を楽しんでいた。毎年同所の桜を撮影に来ているという男性は「日本人といえば桜。毎年春になると甲突川の桜に癒やされる」と笑顔で話した。
4月5日・6日には「~春!かごしま川物語~桜灯りと水上の音楽祭」も開催される甲突川河畔。満開の桜が咲き誇る中、1万袋以上の紙明かりや、南九州市のねぷた明かり、さつま市金峰町大坂地区の竹明かり、湧水町の造形物展示と水明かりなど、さまざまな「花と明かりのページェント」を楽しむことができる。薩摩の菓子の国ゾーンや焼酎天国ゾーンなどがある「食彩市」も加え、多彩なアーティストによる「水の音楽祭コンサート」の開催も。
鹿児島市地方気象台は3月31日、鹿児島市のソメイヨシノが満開を観測したと発表。満開は平年より4日早く、昨年より5日遅いという。現在、市内各地で続々と満開を迎えており、見頃は3月末~4月上旬。