「アースデイかごしま2014」が、テンパーク公園(鹿児島市東千石町)で4月20日に開催される。今年も50を超える物販や飲食の出店のほか、ライブやワークショップ、エキシビションなどを展開する。
1980年代に始まった「アースデイかごしま」。昨年は56店舗が出店し、親子や家族連れ、若者などでにぎわいを見せた。今年は「いっしょにソダテル やさしさのたね」のテーマの下、体や地球に優しいものを提供する店舗、団体が一堂に集う。
物販は、フェアトレード商品をはじめ、有機農産物やオーガニックコスメ、手作り雑貨、古着、民族楽器などさまざま。東日本大震災の支援報告と、東北の主婦たちが手作りした商品を販売するブースも。鹿児島大学フェアトレードグループのBOROO(ボロー)は内モンゴルの岩塩を販売するほか、学生らが海外に出向いて学んできたことを来場者と共有する。
飲食は、「地球畑カフェ」のオーガニックランチや「農園食堂 森のかぞく」の農園ビビンバ、鹿児島では老舗の自然食レストラン「作楽(さら)」のマクロビオテックランチなど。上之園町に移転したばかりの「チチビスコ」は、子どもも食べられる「こどもカレーまん」と大人の辛さの「おとなカレーまん」を販売予定。
ワークショップでは、砂漠の緑化にも使われるシードボール(種団子)作りが初登場。森の土の中に、花や野菜の種を入れて泥団子を作り、持ち帰ることができる。「子どもたちに、自然とのつながりを感じてもらいたい」と実行委員メンバー。そのほか、例年人気という、のりやはさみを使わずに作れるダンボールハウス作りなども。
当日13時からは、日置市でアボカドなどトロピカルフルーツの栽培を行う「ゆす村農園」の東愛理さんを招き、トークライブを開催。鹿児島でアボカドを栽培する理由や、地域への影響などについて話すという。
アースデイは、地球のために行動する日として1970年にアメリカで始まり、全世界に広まったイベント。日本でも、国内最大の市民ボランティアによる環境フェアとして定着している。20~30代が中心の実行委員メンバーは「もっと身近に環境問題を感じてもらえる、ゆったりと楽しめる空間をつくりたい」と意気込む。
開催時間は10時~18時。入場無料。