東京と鹿児島を拠点に「カラーリーディングセラピー」のセラピスト養成スクールを展開するほか、さまざまなカウンセリング・セラピー講座や関連イベントを行う「カラセレクト」（鹿児島市武、TEL 099-213-4718）が9月で12周年を迎えた。

鹿児島校のメンバーら

　日本色彩コーディネーター協会認定校の同校では、代表で同協会会長でもある鮫島初美さんを筆頭に、所属する女性カラリストやセラピストが活動する。欧米生まれのカラーセラピーを基に鮫島さんが独自に開発した「カラーリーディングセラピー」は、日本人の感覚に合わせた34色のカードを使い、その中から気になる色を4枚選ぶことで、心の奥底にある思いや抱えている問題、対処する方向性などをカウンセリングしていくという。

　「コンプレックスだらけだった」と自身の過去を振り返る鮫島さん。「でも今はコンプレックスだって個性に変えられる時代。自分の個性を受け入れ表現していくセルフプロデュースのお手伝いをするのが、このセラピー」と説明する。

　同校ではそのほか、カラー診断・アート・アロマ・レイキセラピー講座なども行っており、月1～2回は飲食店や美容室でコラボイベントを開くほか、イベントに体験ブースを出展したり、パーソナルカラー別に商品を陳列したフリーマーケットを開催したりと、取り組みは幅広い。

　12周年を記念して、一人一人に似合った色で肌の色を明るく見せるという「パーソナルカラー」の診断を中心に、自分磨きやイメージチェンジの願望がある人をトータルプロデュースするという企画もスタート。フェイスブックページから応募を受け付け、当選者には、骨格や体形の診断、似合うメーク・ヘアスタイル・ヘアカラーからアクセサリー・小物、洋服の選び方・着こなし方、さらには参考ファッション雑誌や色に合わせた香水の提案までも行うという。

　来年には、さらに多くの人に手軽に「カラーリーディングセラピー」に触れてもらおうと、電話カウンセリングも導入予定の同校。「色を取り入れながら、自分らしいすてきな毎日を過ごしてほしい」と呼び掛ける鮫島さん。「カラーコーディネーターの知名度が上がり、業界のボトムアップができれば」とも。