鹿経の年間PVランキング1位は、天文館プチ名物「猫おじさん」さようなら

天文館の「猫おじさん」が鹿児島を離れることを伝える記事が2014年間PV1位にランクイン

天文館の「猫おじさん」が鹿児島を離れることを伝える記事が2014年間PV1位にランクイン

  • 0

  •  

 鹿児島経済新聞の2014年の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、天文館のプチ名物「猫おじさん」が見納めになることを伝える記事だった。

[広告]

 桜島大正噴火から100周年という節目を迎えた今年。社会人サッカークラブ「鹿児島ユナイテッドFC」が誕生し、「はやぶさ2」が打ち上げられ、鹿児島の陸の玄関口である鹿児島中央駅には、新しく「アミュプラザ鹿児島プレミアム館」がお目見えした。

 ランキング1位に輝いたのは、ベビーカーにチンチラゴールデン6匹・ヒマラヤン3匹の猫を入れて天文館アーケードを散歩していた「猫おじさん」。天文館のプチ名物として人気を集めたが、仕事の関係で今年の3月、6年間の散歩に終止符を打ち、鹿児島を離れて行った。「猫おじさん」のニュースはその後全国に広まり、11月には小倉経済新聞で「九州猫おじさん」として再登場。「猫に市民権を」という温かい思いはそのままに、全国を旅している様子をうかがうことができた。

 ランキングは、今年1月1日から12月25日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 天文館のプチ名物「猫おじさん」が見納め-6年間の散歩に終止符(3/7)
2. セブンイレブンが鹿児島限定商品を新発売―県内出店3周年を記念(8/15)
3. 天文館にオーガニックラーメンの「リラクラーメン」2号店(8/12)
4. 鹿児島のゆるキャラ「さくら」が妊娠-「7つ子」とのうわさ、「ぐりぶー」パパへ(9/30)
5. 「天文館むじゃき」の「白熊」生誕65周年-歴代の「白熊」そろう(6/6)

6. 交通安全センター前に「麺食堂 黒天」-真っ黒い豚骨スープが人気に(8/22)
7. トカラ列島に住みたい人限定の街コン「トカラブ」開催へ-村役場が企画(1/9)
8. 「SHIBUYA109 KAGOSHIMA」がオープン記念イベント-人気モデルも来鹿(9/18)
9. 3段階に味わい変わる「淡路島カレー」県内2店舗目(7/8)
10. 「クリスピー・クリーム・ドーナツ」鹿児島初出店へ-「ドーナツシアター」も(8/7)

 9月にグランドオープンした「アミュプラザ鹿児島」に関する記事はいつも多くのアクセスを集めた。鹿児島初進出のテナントを中心に好調で、現在も多くの集客を続けている。元旦も10時から営業し、「ウルトラの母」と怪獣たちを広告キャラクターに、「ウルトラ初売り」を展開する。

 4位にランクインしたのは、今年幸せな話題の多かった鹿児島県PRキャラクター「ぐりぶー」に関する記事。2011年の「花かごしま2011」でデビューしてから出世・結婚を経てとうとう子を授かった。しかも7つ子。ゆるキャラの出産は全国でもあまり例を見ないため、それだけでも大きな注目を集めたことが伺える。今後も「鹿児島、何かおもしろいことをやっているな」と感じさせるPR活動に期待がかかる。

 大自然を有するトカラ列島へのUターン希望者に向けた街コン開催の記事は7位につけた。テレビ番組で種子島でのお見合いイベントが人気を集めるのと同じなのか、東京や大阪からのアクセスがダントツで多かったのが印象的。

 グルメにまつわるニュースも多数上位にランクインした。16位には「どんぶり屋海鮮丸」、20位には「漁師居酒屋 脇田丸」など、地場の新鮮な魚介を提供する店や、3位の「リラクラーメン」、6位の「麺食堂 黒天」をはじめ13位の「薩摩思無邪」、18位の「長浜ラーメン匠」などラーメン店の記事も人気を集めた。

 2015年10月には「第30回・国民文化祭」が鹿児島で始まる。明治維新150周年も2年後に迫り、イベントが目白押しだ。全国からの注目を集め、県外から多くの人が鹿児島にやってくることが予想される。2月には「ドンキ・ホーテ天文館店」がオープンするなど、天文館からもますます目が離せない。国民文化祭の愛称「ひっとべ!」のように、ますます鹿児島が飛躍する年になるよう願ってならない。2015年も「街の記録係」として、鹿児島の街のにぎわいを伝えていきたい。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース