南国交通バスは12月17日、受験生を応援しようと、観音院で祈願した「ハートのつり輪」を設置したバスの運行をスタートした。
「ハートのつり輪」を設置するのは今年が初めてという同社。受験や試験の季節を迎えるのに合わせて、バス利用者のために何か力になることができればと取り組みを決めたという。合格祈願で知られる梅ヶ渕観音院(伊敷町)で祈願したというつり輪には、お守りも一緒に添えた。
鹿児島市内を運行するバス200台のうち、設置するのは限定2台。目印としてバスの車体にハートのシールを貼った。運よく巡り合える確率は1%だが、実際に巡り合わせた学生らがつり輪やお守りを触っている様子が見られるなど、評判は上々だという。
「朝や夕方の通学時間には乗車客の半分が学生になる」と話すのは同社自動車事業部営業企画課の徳永剛(たけし)さん。「乗れたらラッキー。受験生の皆さん、ぜひリラックスして本番を迎えて」とエールを送る。