ハウスクリーニングや家事代行を行う創業58年の「芙蓉商事」(鹿児島市住吉町)が2月、スーパーなどで「箱に入った」家事支援サービス「家事団欒(だんらん)」の販売を始めた。
スーパー「タイヨー」や「ホームセンターきたやま」をはじめ、ドラッグストアや家電量販店などで扱う。「家事代行サービスという見えない商品を箱に入れて『見える化』することで消費者に安心してサービスを利用してほしいと商品化に至った」という。現在、県内9店舗で販売しており、50代前後の主婦がよく利用しているという。
商品購入後、箱に入っているチケットの専用番号を使って家事代行や掃除などの生活支援サービスの予約ができる仕組み。3月の転勤シーズンの贈り物や、ホワイトデーのお返しとしての利用などを提案する。
商品ラインアップは、「家事のお手伝い1時間コース」=5,400円、「キッチンクリーニング」=1万6,200円、「レンジフードクリーニング」=1万100円、「浴室・洗面クリーニング」=1万5,200円、「エアコンクリーニング」=7,600円など。ギフトラッピングにも対応する。
同社営業部の池田寛郷部長は「今後も地域密着で取り組んでいきたい」と老舗の意地を見せる。「共働きの家庭や単身中の男性などにも利用いただきたい」とも。サービス展開エリアは鹿児島市・鹿屋市。取扱店・エリアは今後、拡大予定。