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吉野のパン店「ロビンフッド」が5年ぶり営業再開-フランスパン・デニッシュに注力

「ロビンフッド」店内の様子

「ロビンフッド」店内の様子

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 パン店「ロビンフッド」(鹿児島市吉野1、TEL 099-244-5050)が12月、5年ぶりに営業を再開した。3カ月がたった今も、客足が途切れない盛況ぶりを見せている。

店舗外観

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 1982(昭和57)年創業で、緑の帽子のキャラクターで知られる同店。地元客をはじめ、かつて移動販売で県内各地を巡っていた同店のパンになじみがあるファンが買いにやってくるという。オープン当初はパンの生産が追い付かないほどの来客があり、開店からわずか1時間で完売。1日で3回も閉店・開店を繰り返したという。

 5年前まで営業していた店の、道路挟んで向かいにオープンした。三角屋根の黄色い建物で、約26平方メートルの売り場には1日60~70種のパンを並べる。小窓からレモンの木を眺めるイートインスペースには8席を設けた。

 オーナーシェフを務めるのは、父から代を引き継ぎ、関東で修業を積んだ息子の家弓(かゆみ)武矢さん。そこで身に付けた専門店の製パン技術を生かし、「以前の幅広い品ぞろえはそのままに、今後は本格的なパンも充実させていきたい」と話す。「フランスパンやデニッシュパンがおいしい店と言われるようになれば」とも。

 フランスパンは多過水で低温長時間発酵させ、もっちりとした食感と、小麦の甘さを引き出した味の濃さが特長。「バタール」(250円)、「チーズフランス」(170円)、「めんたいこフランス」(190円)など。「鹿児島ではどこにも負けない」と家弓さんも一押しするデニッシュパンは、「クロワッサン」(150円)、「はちみつのクロワッサン」(130円)、「ダークチェリーのデニッシュ」(220円)など。

 以前から大人気のコーヒーサンド(250円)は8時、10時、12時と1日3回の焼き上がり時間を設けるほか、赤ちゃんのおしり(120円)も引き続き人気。焼き菓子は木いちごのタルト(280円)やマドレーヌ(100円)、ガトーショコラ(250円)(以上、すべて税別)など。

 営業時間は8時~19時(売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。

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