鹿児島・マイアミ通りのかき氷店「柳川氷室」(鹿児島市堀江町、TEL 099-222-4609)が今年も営業を開始し、早くも行列ができている。
1978(昭和53)年創業の同店。かき氷の販売は2001年からで、例年、春先から秋にかけて販売する。旅行雑誌でも取り上げられるなどして、地元客だけでなく観光客も訪れることから、たびたび長蛇の列ができることで有名。
「夏祭りなど多い時には行列が100メートル連なることも。1日500個近く売れることもある」と話す同社の柳川学社長。焼酎造りや製麺にも使われる大重谷水源(下田町)の水で作った氷を、柳川さんの妻と娘の2人が削っていく。人気を集める「ふわふわ」食感の氷は、「2人にしか成せない技」で、他者が同じ機械・氷で作っても仕上がりの食感は全く違うという。
氷を山盛り、味付きシロップをたっぷりとかけるかき氷は各250円~。「イチゴ」「マンゴー」などおなじみの味から、「ベリーしろくま」(500円)や、「ココナッツミルク」「黒酢」(6月~)など新フレーバーまで25種類ほどをそろえる。来店客のほとんどが注文するという特製のミルク(練乳)がけは50円追加。
「天然水を使った氷をぜひ食べに来て」とも。
例年10月いっぱいと、天気がよければ「おはら祭り」まで販売予定。営業時間は11時~18時。