氷菓「白くま」のセイカ食品、今年も平川動物園のシロクマに「氷のお中元」

水中に投げ込まれた氷に興味を示すホッキョクグマのカナちゃん

水中に投げ込まれた氷に興味を示すホッキョクグマのカナちゃん

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 平川動物公園(鹿児島市平川町)のホッキョクグマに7月17日、アイス「南国白くま」を製造・販売するセイカ食品(西別府町)から「氷のお中元」がプレゼントされた。

暑さにうなだれた様子?のカナちゃん

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 「真夏の太陽が照りつけて、白熊の元気がないことを聞いた」ことから始まったという「氷のお中元」。1991年に始まり今年で24回目となる取り組みで、同園の夏の風物詩として来園客を楽しませている。

 今年は、7月17日~8月31日の46日間で合計92個、1702キログラム相当の氷をプレゼント予定。氷はかき氷で有名な「柳川氷室」(堀江町)から直送する。毎日11時に氷がプレゼントされ、ホッキョクグマのカナ(雌、推定24歳)が氷を抱きかかえたり遊んだりする様子を見ることができるという。

 「氷を抱きかかえている姿は何度見ても癒やされるし、来場者の方が癒やされている姿を見たり、喜ばれているのを聞いたりするとうれしい」と話す同社製菓部部長の牧迫昭郎さん。「当初はユキ・カナ・ホクトの3頭だったが、2008年にはユキ、今年3月にはホクトが亡くなり寂しい限り。カナちゃんも、人間なら古希を迎えたころとのこと、元気に夏を乗り切ってほしい」とも。

 同社では、アイスバー「南国白くま」の売り上げの一部をWWFジャパンの地球温暖化防止活動に寄付する取り組みを2010年から続けており、昨年度は20万円を寄付したという。牧迫さんは「これからも引き続き応援していきたい」と話した。

 開園時間は9時~17時。入場料は、大人=500円、小人=100円。

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